日々の雑感

私が毎日見たり聞いたりしたものに対して思ったことを書き連ねていきます。

2020-01-01から1年間の記事一覧

「アルプススタンドのはしの方」を見てきた。輝けない高校生の青春とは果たしてこれか。

高校生の演劇が原作の映画「アルプススタンドのはしの方」を見てきての感想。リアルな高校生の感情を描き、地味だが爽やかな夏を印象深く撮った本作だが、それゆえにグロテスクな価値観が見え隠れしてしまう。

今日の不安

今日の天気は不安を煽るような青空にくぐもった灰色の雲がかかっていた。こういう日の夕方はすごく好きで、どうにもならなくて歩き出したくなる。終わっていく青春時代に想いを馳せながら、青春時代に聞いたandymoriを聞き返した。小山田壮平は大濠の先輩だ…

不要不急の街

今日は所用で田町まで出たので久しぶりに秋葉原へ寄って昼食をとった。 久しぶりと言っても1か月ぶり程度なのでそこまで長い間行っていなかったわけではないが、それでも街の様子は一変していた。まず駅を出て初めに目に入るラジオ会館は閉まっていて、めい…

【書評】「自助論」天は自ら助るものを助く

本日は都立高校入試の前日、国公立大学入試5日前。マスクをして単語帳と睨めっこしている学生をよく見かけます。ただでさえ精神的に辛いのに今年は入試制度改革の直前だったり、コロナウイルスの流行があったり、胸中お察しします。ただ、いくら泣き言を言お…

女の子の19歳最強仮説

この記事は100%根拠のない妄想なのだが、女の子が最強なのは19歳の時だと思う。この19歳というのは観念上の19歳であって、必ずしも実際の年齢上の19歳を指すとは限らないということは事前に了解してほしい。 19歳とは何を指すのか さて、この仮説であるが、…

福岡に帰省したついでに太宰府天満宮へ初詣に行った。そしてラーメンをしこたま食べた。

久しぶりの福岡 いざ新幹線へ 家族との再会 実家へ帰って 大晦日ー太宰府 変わっていくもの、変わらないもの 久しぶりの福岡 東京へ出てから早数年、同じく東京に出てきた地元の友達と遊ぶことはあっても、それ以外ではもう故郷のことを思い出すことはめっき…

【書評】「バーナード嬢曰く」 読書態度について寛容であること

みなさん、こんにちは。読書してますか? なんか最近ド嬢がまたバズバズにバズってるのを見かけました。 良いですよね。ド嬢。 『バーナード嬢曰く』 著者 施川ユウキ バーナード嬢曰く。: 1 (REXコミックス) 作者:施川 ユウキ 出版社/メーカー: 一迅社 発売…

【書評】「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」 よくよく考えたら電気羊ってどういうセンスだよ

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 著者 フィリップ・K・ディック 訳者 浅倉久志 アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229)) 作者:フィリップ・K・ディック 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1977/03/01 メディア: 文庫 言わずと知…

【書評】「多数決を疑う 社会的選択理論とは何か」 公正な世界を求めていく上で避けては通れないこと

みなさん、こんにちは。 突然ですが、林檎と梨、どちらがより人気か、そろそろ決着つけませんか。 甘いから林檎の方が好き?シャキシャキしてるから梨の方が好き?人それぞれ好みの理由はあると思いますが、そんなもんは聞いてないんです。 数です。数を聞い…

【書評】「タタール人の砂漠」 流されるままに生きて

みなさん、こんにちは。目的意識、持ってますか? 私は持っていません。 最近、YouTubeを見ているとオススメ欄に自己啓発ハゲの「ビジネスマンに大事なこと」みたいな動画がよく現れて、見かけるたびに削除しているんですが、全然消えてくれません。 何なん…

【書評】「ノーノー・ボーイ」 周縁への眼差し

みなさん、あけましておめでとうございます。 皆様におかれましては、もう正月休みも終え、それぞれの日常へ戻っていることと思います。私はといえば、期日ギリギリの課題を机に積んで、相変わらず布団の中でもぞもぞと暮らしております。 そういえば、最近…

【書評】「空気の研究」 私たちを支配するもの

みなさん、こんにちは。風邪などひかれておりませんか? 最近はすっかり寒くなり、きちんと寝るときに暖かくしておかないと家の中で凍え死んでしまいそうです。また、ついこの間までクリスマスだ大晦日だ正月だと街が寒さに負けないお祭りムードに包まれてい…