日々の雑感

私が毎日見たり聞いたりしたものに対して思ったことを書き連ねていきます。

書評

【書評】「自助論」天は自ら助るものを助く

本日は都立高校入試の前日、国公立大学入試5日前。マスクをして単語帳と睨めっこしている学生をよく見かけます。ただでさえ精神的に辛いのに今年は入試制度改革の直前だったり、コロナウイルスの流行があったり、胸中お察しします。ただ、いくら泣き言を言お…

【書評】「バーナード嬢曰く」 読書態度について寛容であること

みなさん、こんにちは。読書してますか? なんか最近ド嬢がまたバズバズにバズってるのを見かけました。 良いですよね。ド嬢。 『バーナード嬢曰く』 著者 施川ユウキ バーナード嬢曰く。: 1 (REXコミックス) 作者:施川 ユウキ 出版社/メーカー: 一迅社 発売…

【書評】「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」 よくよく考えたら電気羊ってどういうセンスだよ

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 著者 フィリップ・K・ディック 訳者 浅倉久志 アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229)) 作者:フィリップ・K・ディック 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1977/03/01 メディア: 文庫 言わずと知…

【書評】「多数決を疑う 社会的選択理論とは何か」 公正な世界を求めていく上で避けては通れないこと

みなさん、こんにちは。 突然ですが、林檎と梨、どちらがより人気か、そろそろ決着つけませんか。 甘いから林檎の方が好き?シャキシャキしてるから梨の方が好き?人それぞれ好みの理由はあると思いますが、そんなもんは聞いてないんです。 数です。数を聞い…

【書評】「タタール人の砂漠」 流されるままに生きて

みなさん、こんにちは。目的意識、持ってますか? 私は持っていません。 最近、YouTubeを見ているとオススメ欄に自己啓発ハゲの「ビジネスマンに大事なこと」みたいな動画がよく現れて、見かけるたびに削除しているんですが、全然消えてくれません。 何なん…

【書評】「ノーノー・ボーイ」 周縁への眼差し

みなさん、あけましておめでとうございます。 皆様におかれましては、もう正月休みも終え、それぞれの日常へ戻っていることと思います。私はといえば、期日ギリギリの課題を机に積んで、相変わらず布団の中でもぞもぞと暮らしております。 そういえば、最近…

【書評】「空気の研究」 私たちを支配するもの

みなさん、こんにちは。風邪などひかれておりませんか? 最近はすっかり寒くなり、きちんと寝るときに暖かくしておかないと家の中で凍え死んでしまいそうです。また、ついこの間までクリスマスだ大晦日だ正月だと街が寒さに負けないお祭りムードに包まれてい…